2007年06月03日

キキ状態

「魔女の宅急便」の映画を観たことがあるだろうか。
魔女は13歳になるとオスの黒猫を連れて1年間、見知らぬ街で1人修行をしなければいけないという。13歳の主人公のキキは、その慣わしに従って修行の旅に出かけるのだが・・・

映画の後半、それまで話が通じていた黒猫のジジが突然言葉を失ってしまい、会話ができなくなってしまう。まさかと思いほうきにまたがるキキ。

・・・飛べない。

それまで出来ていたことが出来なくなった。自信をなくすキキ。










・・・という気持ちが分からんでもない今日この頃。
錯覚かもしれないが、何だか前ほどの進歩を感じない。
次のステップに進むための準備段階なのかもしれないと自分に言い聞かせる。
能力が後退したのではないと分かっていても、何か物足りなさを感じていた。

焦るなぁ、周りの外国人の友達を見ると。普段あまり思わないのに今日はなぜか特に劣等感があった。喋ることに疲れて、ふと我に返っては1人うわの空だったことに気がついたり。今日はなんかおかしかった。

友達を別れた後の家への帰り道、「できないんじゃない、やろうとしないだけだ。」という恩師の言葉が頭をよぎった。

4、5歳の子どもがスペイン語をすらすら操っているのを見て時々悔しくなることがある。以前なら(今もそうだけど)、例えば英語を13歳から習って大学4年生の22歳まで9年間もあったのに、イギリスやアメリカの9歳児よりずっと喋れなかったことも悔しく思った。日本という環境にいては、外国語を使って生活する必要もあまりないし仕方のないことなのかもしれない・・・でもそういう考え方が「できないのではなくて、やろうとしてない」ということを表しているのかも。自分で勝手に限度のラインを作って、その下で「できない、できない」と泣いているのかもしれない。一人、マドリッドの街を歩きながら「魔女の宅急便」の結末を思い出し、自分で自分を励ました。

来週末には上級クラスに上がるためのテストがあるから尚更勉強しなくては。劣等感を感じてもその一方で「ixelはよくできるね」とお褒めの言葉を頂くこともある。まだまだだと思うから「嘘だ〜」と笑って返すけれど、心の中ではちょっと嬉しい。そういう些細な喜びを糧にして、私は更なる上達を目指すのである。

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posted by ixel at 23:00| パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | memo/雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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